性教育講演会
第2学年 性教育講演会を実施しました |
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演題 「生まれてきてくれてありがとう」
講師 ひかり授産所 平井和恵氏
平井助産師さんをお迎えし、第2学年性教育講演会を実施しました。
平井さんは助産師として、多くの女性の妊娠・出産・育児に係ってこられた経験をもとに、中学校・高校で講演活動を積極的に行っておられます。
今回の平井さんのお話は、赤ちゃん生まれきてくれてありがとう!とみんなに喜んでもらえる出産をしてほしいという願いを込めて、「高校生は今、何をしないといけないか・・・」について熱く語ってくださいました。
平井さんの講演の一部を紹介いたします。
昔々、ヨーロッパのある国の王様がある実験をされたそうです。それは、食事は与えるが一切声をかけずに育てるという実験で、その結果、赤ちゃんは育たず途中で死んでしまったそうです。
もう一つは、「食事は十分与えるが会話のない養護施設」と、「貧しくても愛情をかけて育てた養護施設」で育った子どもの発育状況を比べると、後者の施設の子どもの方が発育がよかったそうです。つまり、子どもを育てるには十分な愛情が必要である、ということをお話しされました。
さらに赤ちゃんを育てるには、愛情・お金・体力・忍耐、そして周りの協力が必要であり、その一つがかけても赤ちゃんは育てられない。高校生のあなたたちにはそれは難しい。今、あなたたちがしないといけないことは、自分の体を大切にし、学習し知識や技術を身に着け、将来の夢をかなえる為の力をつけること。赤ちゃん、生まれてきてくれてありがとうと言える環境を作ることではないかと話していただきました。
11月22日(金曜日)のLHRでは全学年各クラス性教育LHRを行います。
性教育は、「人がよりよく生きるための教育」です。御家庭でも、性についてお子様とお話してみてください。